まわしぐるま回し車のページまわしぐるま


1. 回し車を置くべきか置かないべきか?
2. 置くとしたらどんなものが良いか?
(1) 体の大きさにあったものを
(2) 回し車の形は?
a. 足を踏み外す
b. 壁や格子との間に挟まる
c. 車自体に挟まる 
3. 結局選んだのはこれ

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1.回し車を置くべきか置かないべきか?


回し車を置くか置かないか? これも諸説あるところです。 獣医さんによっては事故による怪我や死亡の原因になるので置かないように強く指導する方もいるようですし、あるいは、おかない方がよいという意見をお持ちの方も多いようです。実際、ハムスターの怪我の原因として回し車というのは多いようです。 


しかし、とくに若いハムスターにとって回し車というのは大変魅力的なアイテムのようです。 とにかく一晩中回しているんじゃなかろうかというくらい、起きている間、ご飯とトイレの時以外は回し車にかじりついている子も居ます。 また、ハムスターにとって運動不足は深刻な問題です。 実際、1歳半を越える頃になると、人間で言うところの生活習慣病に侵されるハムスターが多いのです。 回し車もがあっても、1歳を越える頃になるとケージの中では運動しなくなってしまうハムスターも居ます。 ケージで飼っている場合には”うんてい”などもしますが、だいぶ落ち着いてきてしまう子も多いようです。 生活習慣病の原因は、食事ももちろんありますが、もう一つ、運動不足であるとことは、少なくとも人間では実証されていることです。 「ハムスターは運動不足にならない」 ということを言う人も居ます。 しかし、ハムスターの病気の内容を考えると、決して運動不足にならないということはないように思います。 だから回し車か? というと、それが直結するわけではないのですが、すくなくとも選択肢の一つとして、体の大きさにあった回し車を入れてあげるというのは、決して悪いことと決めつけられないと私は思っています。

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2.置くとしたらどんなものが良いか?


(1) 体の大きさにあったものを
 回し車もいろいろな大きさや形のものがあります。 そのなかから一番その子にあったものを選んであげるのがよいです。
 まず大きさですが、小さすぎるよりは大きい方がよいでしょう。 
大きくても重さがなければ、ハムスターが止まりたいと思ったときに止まることができますから、OKです。 大きいもので、重たいものはハムスターが止まろうとしたとき、慣性でよけいに回るためにハムスターが振り回されてしまわないか、よく見てあげる必要があります。 もし、ハムスターが振り回されたり、はじき飛ばされるようなら、その回し車は重すぎると考えられます。
 小さい場合には、そもそも回しにくくてやがて回さなくなってしまうでしょうし、そのまま使い続けると、背中を痛めてしまったり、踏み外して怪我をしてしまう場合があります。 ハムスターが窮屈そうに反り返って回しているようなら、一回り大きなものにしてあげると良いです。

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(2) 回し車の形は?  
 回し車にもいろいろな形のものがありますが、置く場合には、やはりハムスターが怪我をしにくいものを選んであげるのが一番です。 それを判断するにはまずどうして怪我をしてしまうかを知らなければなりません。 


a.足を踏み外す
 ハムスターが回し車を回しているのをよく観察していると、時々車から足を踏み外していることがあります。 
 車の外に踏み外している場合には、踏み外した足が床に届きそうになっていないかをまず見てあげて下さい。 もし、床に届くような場合には、勢いがついていますから、やはり怪我の原因になります。 この場合、高さを調節してあげたり、奥行きのある回し車に交換してあげる必要があります。
 もし、回し車のハシゴ(横木)の間から足が出ているような場合には、最悪の場合には骨折してしまうことがありますし、そのまま続けると後足の人間のすねにあたる部分を擦りむいて傷を作ってしまう場合があります。このような場合には、できるだけバケツのそこのような形をした、隙間のないタイプの回し車に交換してあげると良いでしょう。
 


b.壁や格子との間に挟まる
 回し車によるハムスターの怪我のもう一つの原因は、車と壁や格子との間に挟まってしまうことです。 場合によっては車と床との間に挟まってしまう場合もあります。 これを防ぐには、ハムスターの大きさも考えて、壁や格子から回し車を離して設置してあげる方法があります。また、ケージの格子に取り付けるのではなく、床に固定した台座に取り付けるか、天井からつるすなどの方法が有効です。 床との間に挟まる場合には、たとえばハムスターが車の下を楽に通れるくらいに調節してあげると良いです。 


c.車自体に挟まる
 ハムスターは、回し車の構造によっては車のスポークと台座などに挟まってしまう場合があります。 上の二つについては、ハムスターボールを台座に固定してあげればほぼ解決できるのですが、出入り口の構造上、出入りの際に挟まってしまうことが避けられません。 また、スポークのあるタイプの回し車や、背面に大きめの穴を開けているタイプの場合には、ここに挟まるケースが少なくないようです。 対策としては、背面に間隔の広いスポークや大きめの穴のあるものはできるだけ使わない、台座を使う場合にはスポークや穴を塞ぐというのが有効です。 ハムスターボールを固定して使う場合には、挟まった場合でもハムスターの上体が床に届くかどうかを考えて、届かないようなら、挟まらないように、ボールを天井からつるすような形で固定してあげる方法を考えてあげると良いです。

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3.結局選んだのはこれ


うちで使っている回し車 結局あれこれ考え、試行錯誤した結果我が家で今使っているのは、右の写真のタイプです。 これは海外のメーカーからの輸入品ですが、同じ構造、寸法のものが(株)スドーから「くるくるランナー」として発売されています。 また、最近では、同じような構造の一回り小さなタイプも販売されていますので、ドワーフ種でも安心できます。
 これでもう少し径の大きいのがでてくれれば言うことがないのですが、今のところまだお目にかかったことがありません。
 うちのハムたちはなぜだか標準より体が大きくなる傾向があるので、いずれ回し車が小さくなってしまうのです。
 ハムスターボールを固定して使うのも
なかなか良いのですが、ケージの大きさがある程度以上なければならないので、二の足を踏んでしまいますね。 それに、ハムボールくらいの空間だと、ハムスターは住処として使ってしまうことが少なくないので、回し車として機能させるのは一苦労です。

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